11月8日 季(とき)を楽しむ 報告 〜大切な着物を自分のものとしてより楽しむために〜
昨今の世の中は「終活」とか「生前整理」という言葉が一人り歩きして「不用品買い取ります」と「遺品整理承ります」などのキャッチコピーがあちこちで目につくようになりました。 親が自分のために見立ててくれた思い出や、自分が好んで、やりくりしながら手に入れた思い入れのある着物がタンスの奥深くひっそりと眠っている。という情景は案外数多くの家庭に見られることと思われます。
いつかはどうにかして処分をと考えているのなら、その前に和服を生かして楽しむことを試してみるのはどうでしょうか 私達の勉強会では、ここ数年「季を楽しむ」と題して、お茶の世界を 着物にハサミを入れることはいつでも勇気のいることですがまずはウールの着物から、そして紬、小紋から無地、つけ下げへとはばを広げて楽しんでいけたらいいなと思います。 大切にしまって次の世代へ譲り渡すことも結構。しかし、扱いの知らない世代へお荷物にするくらいならば、今、着て楽しむことに罪悪感を持つ必要はありません。 気軽に着こなして、外へ出かけましょう。もちろん家で楽しむのも素敵です。
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